乾いた村
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koishi0522 2021年09月26日(日) 16:39:23履歴
乾いた村 
作成者：005
シナリオの概要
氷指山脈から続く山地の突端に、山上湖を持つ山がありました。山上湖の豊富な水量によって生活を営んできた麓の村が、突如山上湖を占拠した暴力的な集団に支配され、飢えと渇きに苦しめられます。
ヒーローたちは、その村から山上湖の水門の開放を依頼されます。
ヒーローたちは、その村から山上湖の水門の開放を依頼されます。
セッションの人数
作りたてのPC3〜4人程度で遊ぶことを想定しています。
ＮＰＣ
スザーリ（23歳／人間）
麓の村の若者たちのリーダーです。山上湖を占拠した集団に半殺しの目にあわされた村長の代わりに村をまとめています。面倒見がいい性格で、途中までヒーローたちについてきてくれます。彼のたてた反攻作戦の重要な役割をヒーローたちが担うことになります。
ギイル（30歳／人間）
「教母」と呼ばれる存在に率いられた集団を実質的に率いる存在です。「教母」の実の息子でもあり、酷薄で残忍です。麓の村から水門の鍵を奪い、返すように交渉に来た村長を半殺しにし、恐怖と暴力で麓の村を支配します。これまで村から食料や財産を巻き上げてきましたが、「嫁取り」と称して、村中の若い娘を強制的に連行しようとします。
教母エンダ（？歳／ハグ）
ギイルを中心とした若い男だけの暴力的な集団を、狂った信仰心を抱かせることで率いています。エンダという名前があり、シェッカに仕える魔女で、シェッカの像を大切に持っています。山中の砦に神殿を設け、そこで起居しています。見た目ではわかりませんが、極度のビビリ症です。
古老（８０歳／人間）
ヒーローたちに山上湖へ向かう隠し道を教えてくれます。隠し道は、名の知れない神を祀った山上湖のほとりの祠へむかうための古の参道で、現在はその存在すらも忘れられています。かつて山上湖へ水門を設置するため、古老たちが通った道です。
麓の村の若者たちのリーダーです。山上湖を占拠した集団に半殺しの目にあわされた村長の代わりに村をまとめています。面倒見がいい性格で、途中までヒーローたちについてきてくれます。彼のたてた反攻作戦の重要な役割をヒーローたちが担うことになります。
ギイル（30歳／人間）
「教母」と呼ばれる存在に率いられた集団を実質的に率いる存在です。「教母」の実の息子でもあり、酷薄で残忍です。麓の村から水門の鍵を奪い、返すように交渉に来た村長を半殺しにし、恐怖と暴力で麓の村を支配します。これまで村から食料や財産を巻き上げてきましたが、「嫁取り」と称して、村中の若い娘を強制的に連行しようとします。
教母エンダ（？歳／ハグ）
ギイルを中心とした若い男だけの暴力的な集団を、狂った信仰心を抱かせることで率いています。エンダという名前があり、シェッカに仕える魔女で、シェッカの像を大切に持っています。山中の砦に神殿を設け、そこで起居しています。見た目ではわかりませんが、極度のビビリ症です。
古老（８０歳／人間）
ヒーローたちに山上湖へ向かう隠し道を教えてくれます。隠し道は、名の知れない神を祀った山上湖のほとりの祠へむかうための古の参道で、現在はその存在すらも忘れられています。かつて山上湖へ水門を設置するため、古老たちが通った道です。
導入
ヒーローたちは、旅から旅を続けている冒険者。路銀もつきかけ、空腹の中、今回の舞台の麓の村に辿り着きます。そこで、古老から呼び止められ、その家で茶をふるまわれているところに、スザーリが現れます。
古老とスザーリは、ヒーローたちに、次の話をします。
〇山上湖から村へ流れ落ちてくる水は、作物の栽培や生活用水、そして河川交通の源として、麓の村の生活の根底を支えていた。
〇麓の村では、適正に水量を調整するため、山上湖から川筋へ流れ出る水流をせき止める水門を作った。その水門は、旅の魔法使いに頼んで、簡単に水量を調整することと勝手に開閉されることを防ぐため、魔法の鍵でなければ開閉できないようにしてもらい、魔法の鍵は村長の家で大切に保管されていた。
〇ある日、山上湖と麓の村の間に砦が築かれると同時に、村長の家から忽然と魔法の鍵が消え失せた。まもなく村中を流れていた川筋は干上がり、人々は乾き、飢えた。
〇雨も降らず、人々はなすすべなく天を仰いで呪詛の言葉を吐いた。その恨みは鍵を奪われた村長へ向けられるようになった。魔法の鍵を盗んだ者が水門を閉めたこと、その犯人が砦を築いた者と同じだということは明白だった。日に日に村人の自分への悪意が殺意へと変わっていくことを感じた村長は、単身山の砦に赴いたが、逆に半殺しの目にあってしまった。
〇気絶した村長を担いで、村の広場に屈強な男たちが現れた。男たちのリーダーはギイルといい、意識のない村長を足蹴にして村人を恫喝した。
「乾きと飢えで苦しんで死にたいか？それとも、この大剣で首を刎ねられたいか？死にたい奴は好きな方を選べ。死にたくないやつは、家の中にある食料をすべて持ってこい、あらゆる財産をここへ持ってこい」
〇以来、男たちは月に一度、多いときは月に二度も三度も村に降りてきて、食料などを奪っていくようになった。それと引き換えに、水は村の川を流れるようになったが、その量はかつてほどではなく、自然、村人の生活は困窮を極めた。
〇困窮する村人たちに追い打ちをかけたのは、村の年頃の未婚女性全員を山中の男たちの嫁として差し出せという突然の命令だった。
〇「嫁取り」のために、山から男たちが総出で降りてくる。「もし、女を一人でも逃がしたら、他の女たちを皆殺しにするぞ」と、ギイルはスザーリを脅した。
〇男たちが総出で村に降りてくるときが水門の鍵を奪い返し、山上湖の水門を開放するチャンスだとスザーリは考えているが、村にはそんな荒事を実行できる者がいない。
スザーリは、ヒーローたちに水門の鍵の奪回と水門の開放を依頼します。報酬は、一人金貨30枚が提示されます。
さらに、古老が羊皮紙に描かれた古い地図を持ってきて、昔使っていた登山道（隠し道）について説明してくれます。また、山上湖にはボートが舫っていて、水門を開けることができれば、それに乗って帰ってくることができることを教えてもらえます。
「ここに描かれているのは、水門を設置するために山を登った時の道筋じゃ。この道筋は、元々山上湖に鎮座する神を祀るための参道だったと言われておるもので、ひどい難路じゃった。それでも、道が何もないよりましということでここを登ったんじゃ。途中何度もモンスターに襲われたが、なんとか湖に着いて水門を据え付けた。この道なら、やつらに気付かれずに、やつらの砦にたどり着くことができるじゃろう。何とか鍵を奪い返して来て欲しい」
現在使われている登山道は整備されていてモンスターが現れることもなく安全ですが、男たちが見張りを置いていて砦に近づくことができません（男たちが総出で降りてくる日も、現在の登山道に見張りを残すことは確実です）。古老の示した隠し道であれば、気付かれずに砦に入ることができると思われます。
スザーリからは、鉤爪のついたロープ（10ｍ）と保存食一人２個が提供されます。
依頼を引き受けることにすると、スザーリは途中までいっしょに行くことを約束してくれます。
古老の地図.pdf
古老の地図を示し、行程のイメージを作ります。
山上湖への全体行程
古老とスザーリは、ヒーローたちに、次の話をします。
〇山上湖から村へ流れ落ちてくる水は、作物の栽培や生活用水、そして河川交通の源として、麓の村の生活の根底を支えていた。
〇麓の村では、適正に水量を調整するため、山上湖から川筋へ流れ出る水流をせき止める水門を作った。その水門は、旅の魔法使いに頼んで、簡単に水量を調整することと勝手に開閉されることを防ぐため、魔法の鍵でなければ開閉できないようにしてもらい、魔法の鍵は村長の家で大切に保管されていた。
〇ある日、山上湖と麓の村の間に砦が築かれると同時に、村長の家から忽然と魔法の鍵が消え失せた。まもなく村中を流れていた川筋は干上がり、人々は乾き、飢えた。
〇雨も降らず、人々はなすすべなく天を仰いで呪詛の言葉を吐いた。その恨みは鍵を奪われた村長へ向けられるようになった。魔法の鍵を盗んだ者が水門を閉めたこと、その犯人が砦を築いた者と同じだということは明白だった。日に日に村人の自分への悪意が殺意へと変わっていくことを感じた村長は、単身山の砦に赴いたが、逆に半殺しの目にあってしまった。
〇気絶した村長を担いで、村の広場に屈強な男たちが現れた。男たちのリーダーはギイルといい、意識のない村長を足蹴にして村人を恫喝した。
「乾きと飢えで苦しんで死にたいか？それとも、この大剣で首を刎ねられたいか？死にたい奴は好きな方を選べ。死にたくないやつは、家の中にある食料をすべて持ってこい、あらゆる財産をここへ持ってこい」
〇以来、男たちは月に一度、多いときは月に二度も三度も村に降りてきて、食料などを奪っていくようになった。それと引き換えに、水は村の川を流れるようになったが、その量はかつてほどではなく、自然、村人の生活は困窮を極めた。
〇困窮する村人たちに追い打ちをかけたのは、村の年頃の未婚女性全員を山中の男たちの嫁として差し出せという突然の命令だった。
〇「嫁取り」のために、山から男たちが総出で降りてくる。「もし、女を一人でも逃がしたら、他の女たちを皆殺しにするぞ」と、ギイルはスザーリを脅した。
〇男たちが総出で村に降りてくるときが水門の鍵を奪い返し、山上湖の水門を開放するチャンスだとスザーリは考えているが、村にはそんな荒事を実行できる者がいない。
スザーリは、ヒーローたちに水門の鍵の奪回と水門の開放を依頼します。報酬は、一人金貨30枚が提示されます。
さらに、古老が羊皮紙に描かれた古い地図を持ってきて、昔使っていた登山道（隠し道）について説明してくれます。また、山上湖にはボートが舫っていて、水門を開けることができれば、それに乗って帰ってくることができることを教えてもらえます。
「ここに描かれているのは、水門を設置するために山を登った時の道筋じゃ。この道筋は、元々山上湖に鎮座する神を祀るための参道だったと言われておるもので、ひどい難路じゃった。それでも、道が何もないよりましということでここを登ったんじゃ。途中何度もモンスターに襲われたが、なんとか湖に着いて水門を据え付けた。この道なら、やつらに気付かれずに、やつらの砦にたどり着くことができるじゃろう。何とか鍵を奪い返して来て欲しい」
現在使われている登山道は整備されていてモンスターが現れることもなく安全ですが、男たちが見張りを置いていて砦に近づくことができません（男たちが総出で降りてくる日も、現在の登山道に見張りを残すことは確実です）。古老の示した隠し道であれば、気付かれずに砦に入ることができると思われます。
スザーリからは、鉤爪のついたロープ（10ｍ）と保存食一人２個が提供されます。
依頼を引き受けることにすると、スザーリは途中までいっしょに行くことを約束してくれます。
古老の地図.pdf
古老の地図を示し、行程のイメージを作ります。
山上湖への全体行程
�￣�し道の入り口
隠し道は、村に隣接する岩山の中に分け入っていきます。その入り口を目指して歩いていくと、両側に切り立った岸壁のなかに細い道が続いています。しばらく行くと、大きな岩が人一人通れる程度の隙間を作っている場所に出ます。周囲は切り立った岸壁で、この隙間を入っていくしか道はないように見えます。
▼隙間を通る場合
運試しをして、失敗すると装備を何か一つ置いていかないと通れません。
装備はスザーリが預かることを申し出てくれます。
成功すると岩の隙間を通って、先の森へ進むことができます。
▼岸壁を登る場合
切り立った岸壁を登攀して先へ進もうとするヒーローたちがあるかもしれません。その際は、登攀判定（「AFF2e」50〜51p）を2回（10ｍ分）行います。
なお、鉤爪付ロープを使用するので、判定に+4してください。
90度の壁ですので、-6修正です。
降りるときはロープで一気に降りるというイメージで、軽業判定してください。
失敗すると落下します（5mごとに+1ダメージ）。
岩の隙間の向こう側には深い森が広がっていて、岩の反対側からスザーリの声が聞こえます。「頼んだぞ〜」
▼隙間を通る場合
運試しをして、失敗すると装備を何か一つ置いていかないと通れません。
装備はスザーリが預かることを申し出てくれます。
成功すると岩の隙間を通って、先の森へ進むことができます。
▼岸壁を登る場合
切り立った岸壁を登攀して先へ進もうとするヒーローたちがあるかもしれません。その際は、登攀判定（「AFF2e」50〜51p）を2回（10ｍ分）行います。
なお、鉤爪付ロープを使用するので、判定に+4してください。
90度の壁ですので、-6修正です。
降りるときはロープで一気に降りるというイメージで、軽業判定してください。
失敗すると落下します（5mごとに+1ダメージ）。
岩の隙間の向こう側には深い森が広がっていて、岩の反対側からスザーリの声が聞こえます。「頼んだぞ〜」
�⊃垢涼�
目の前にはうっそうとした森が広がっています。
その中をかろうじてかつての参道の名残のような、踏み固められた小路が厚い苔におおわれた地面に確認できます。
一本道です。
進み始めてすぐに、がさがさっと茂みが揺れると、突然！イノシシが姿を現します。
縄張りを荒らされたと思ったのか、鼻息も荒々しく今にもとびかかってきそうです。
■イノシシ 技術6体力5
武器 小型
防具 ライト
イノシシを倒してしばらく進むと、森は突如として切れ、視界が開けます。
その中をかろうじてかつての参道の名残のような、踏み固められた小路が厚い苔におおわれた地面に確認できます。
一本道です。
進み始めてすぐに、がさがさっと茂みが揺れると、突然！イノシシが姿を現します。
縄張りを荒らされたと思ったのか、鼻息も荒々しく今にもとびかかってきそうです。
■イノシシ 技術6体力5
武器 小型
防具 ライト
イノシシを倒してしばらく進むと、森は突如として切れ、視界が開けます。
�７銘�の渡り方
目の前には真っ二つに切った様に絶壁が何十メートルも深い渓谷へ落ちているのが見えます。
向こう側の絶壁の縁まで約5ｍはありそうで、渓谷からはうっすらと黄色い煙が立ち上ってきています。
まっすぐ伸びた枯れた木が向こうの断崖の縁に立っているのが見えます。
渓谷の底から立ち登っている黄色い煙には毒があります。
投擲で枯れた木に鉤爪ロープを投げてひっかけて倒すと、橋ができます。
橋を渡る、もしくは他の行動によって渓谷を渡る際には、運試しを行い、失敗すると、渓谷から風にのって舞い上がった毒気を吸い込んでしまい1d6/2のダメージを受けます（小数点未満切り捨て）。
何らかの方法で絶壁を降りていく場合は、毒気に襲われ、１ターン毎に1d6/2のダメージを受けます。
高さは20ｍあり、底についても何もなく、かつ、向こう側へ行くために登攀判定で20ｍ分（4回）の成功が必要になります。
向こう側の絶壁の縁まで約5ｍはありそうで、渓谷からはうっすらと黄色い煙が立ち上ってきています。
まっすぐ伸びた枯れた木が向こうの断崖の縁に立っているのが見えます。
渓谷の底から立ち登っている黄色い煙には毒があります。
投擲で枯れた木に鉤爪ロープを投げてひっかけて倒すと、橋ができます。
橋を渡る、もしくは他の行動によって渓谷を渡る際には、運試しを行い、失敗すると、渓谷から風にのって舞い上がった毒気を吸い込んでしまい1d6/2のダメージを受けます（小数点未満切り捨て）。
何らかの方法で絶壁を降りていく場合は、毒気に襲われ、１ターン毎に1d6/2のダメージを受けます。
高さは20ｍあり、底についても何もなく、かつ、向こう側へ行くために登攀判定で20ｍ分（4回）の成功が必要になります。
�ぅ魯Ε襯�ャットの襲来
渓谷を渡った先は、岩がちの地形で、左右には断崖が迫ってきています。
道の痕跡は前方に続いていますが、道の勾配は急に傾斜しはじめます。
道を行くと、獣のような声が突然聞こえてきます。
聞けば聞くほど身の毛もよだつ雄叫びです。
やがて前方の岩場に、赤いたてがみのライオンのような頭部を持った猿のような肢体のモンスターがこちらを見て雄たけびをあげているのが見えてきます。
2匹のハウルキャットがヒーローたちに気付き、岩を飛び移りながら、接近してきます。
１ラウンドめは遠距離攻撃可。最初は15ｍほど離れています。
2ラウンドからはハウルキャットが岩から降りてきて近接戦闘を戦います。
倒すと道が前方に続いています。
■ハウルキャット 技術8体力9
武器 中型
特徴：咆哮（モンスター事典98p）
ダメージを受けると耳をつんざくような雄たけびをあげる。この叫びにおびえた敵は直後の攻撃ラウンドに攻撃力合計を１減らさなければならない。ただし、絶叫を発するたび、この獣からも１点の体力点が失われる。
道の痕跡は前方に続いていますが、道の勾配は急に傾斜しはじめます。
道を行くと、獣のような声が突然聞こえてきます。
聞けば聞くほど身の毛もよだつ雄叫びです。
やがて前方の岩場に、赤いたてがみのライオンのような頭部を持った猿のような肢体のモンスターがこちらを見て雄たけびをあげているのが見えてきます。
2匹のハウルキャットがヒーローたちに気付き、岩を飛び移りながら、接近してきます。
１ラウンドめは遠距離攻撃可。最初は15ｍほど離れています。
2ラウンドからはハウルキャットが岩から降りてきて近接戦闘を戦います。
倒すと道が前方に続いています。
■ハウルキャット 技術8体力9
武器 中型
特徴：咆哮（モンスター事典98p）
ダメージを受けると耳をつんざくような雄たけびをあげる。この叫びにおびえた敵は直後の攻撃ラウンドに攻撃力合計を１減らさなければならない。ただし、絶叫を発するたび、この獣からも１点の体力点が失われる。
�ヅ召�る大岩
道はどんどん狭くなってきて、やがて、人が一人通れるかどうかの切通し状の場所にたどり着きます。左右には岸壁が迫っています。
ディレクターが全員分の感知判定を行います。
成功すると、前方から巨大な岩が傾斜を転がり落ちてくることに気付きます。
落ちてくる岩との対抗判定を行いますが、感知判定に失敗した人数分のプラス修正が岩に加えられます。
タレント俊足を持っていれば+4の修正を加えます。
例：ヒーロー（タレント：俊足）2d6+4 岩（失敗者2人）2d6+2
成功すると、岸壁の一部に人が隠れられそうなくぼみがあり、そこまで岩に追いつかれることなく走って行って退避できます。
対抗で岩に敗れたヒーローは回避の判定ロールを行います。
成功すると岩をかわすことができますが、失敗した場合は運試しを行います。
運試しに成功すると、岸壁の一部に退避できるくぼみを偶然発見して退避できます。
運試しも失敗した場合は、-1d6+2のダメージを受けます。
落ちていく岩を後目に、山を登っていきます。
ディレクターが全員分の感知判定を行います。
成功すると、前方から巨大な岩が傾斜を転がり落ちてくることに気付きます。
落ちてくる岩との対抗判定を行いますが、感知判定に失敗した人数分のプラス修正が岩に加えられます。
タレント俊足を持っていれば+4の修正を加えます。
例：ヒーロー（タレント：俊足）2d6+4 岩（失敗者2人）2d6+2
成功すると、岸壁の一部に人が隠れられそうなくぼみがあり、そこまで岩に追いつかれることなく走って行って退避できます。
対抗で岩に敗れたヒーローは回避の判定ロールを行います。
成功すると岩をかわすことができますが、失敗した場合は運試しを行います。
運試しに成功すると、岸壁の一部に退避できるくぼみを偶然発見して退避できます。
運試しも失敗した場合は、-1d6+2のダメージを受けます。
落ちていく岩を後目に、山を登っていきます。
��砦
もはや道かどうかもわからない大きな岩の中をヒーローたちはついに登り切ります。
下をのぞき込むと、巨岩を背にいくつか掘っ立て小屋のような建物が並んでいる空間が見えます。
どうやら砦の中に入り込むことに成功したようです。
建物は全部で４棟あります。
砦の中は静まり返っており、男たちが村へ降りて行った後だということがわかります。
鉤爪付きのロープで一気に下までおります（判定不要）。
砦の中.pdf
建物Ａ
中をのぞくと、村から奪った食料が貯蔵されています。
燻製肉や袋に入った穀物類が狭い建物内にぎっしりと詰め込まれています。
任意に保存食一食分と同じ効果の食糧（干し肉等）を手に取ってもよい。
保存食 4Gp相当
建物Ｂ
中をのぞくと、ごちゃごちゃと雑多なものが所狭しと置かれているが、役に立ちそうなものはないようです。
ヒーローは運試しをしてください。
物陰から、マンギーが3体飛び出してきて、そのまま建物の外へ高速で出て行ってしまいます。
失敗した人は、自分の懐から、1d6の金貨が盗まれていることに気付きます。
建物Ｃ
他の建物よりも大きな建物で、間仕切りで空間が区切られた部屋があります。
最初の部屋は、比較的広い空間ですが、家具類はいっさいなく、左右の壁に幕がかけられていて奥に別の部屋があるようです。
▼向かって左の幕の奥
武器を置くスペースのようです。
ありふれた武器や防具が乱雑に置かれています。
持って行っていいもの
ランス 15Gp相当 普通のランス
チェイン・メイル・キィラス 35Gp相当
ラージ・シールド 10Gp相当
▼向かって右の幕の奥
かまどがあり、自在鉤に鍋がかかっています。炊事場のようです。鍋の中には何もありません。
持って行っていいもの
鍋2Gp相当 おこげがついていますが焦げがひどくて食べられません。
建物Ｄ
他の建物とは異なり、薄い木の板を少しずつずらして重ねていく葺き方の妻入りの屋根を持っていて、高床になっています。
出入り口にも両開きの扉がしつらえてあります。
扉の外でヒーローが感知判定に成功すると、中から静かに祈りのような呪文のような低い声が聞こえてきます。
※感知判定成功（聞き耳のまじないもOK）で聞こえてきた声
「わがなすことはすべて至高神の慈悲によりなされ、わがなすことのすべては至高神の命ずるものである。自由とは迷妄なり。自由たるは、シェッカ、至高のお方のみ」
「シェッカ」という言葉については、宗教の知識もしくは世界の知識で判定して成功した場合、魔女の女神であること、信仰篤いものには危険な力（神術）が女神から与えられることなどがわかります。
扉には鍵などはかかっていません。扉を開けると、祈りの声は止まります。
見ると、建物の奥に置かれた祭壇の前に立つ老婆と、その背後を守るように立つ、八幡人らしい見慣れない恰好をした男が2人います。
祭壇には、長い爪を持った老婆を象った30�僂�らいの像、そして水門の鍵と思われる大きな鍵が置かれています。
老婆は振り返ると、前歯のない口元をゆがませて笑みを作ります。
「どこからやってきたものやら、いったいなにようじゃな？」
「この教母のもとへわざわざ来たのじゃ、何かしら悩みがあるのじゃろう？」
鍵の返却を求めると、教母は断ります。
「鍵はある日突然わしの枕元に置かれておった。我が至高神の御業であろう。そう、この鍵を以て、神の望むことをなせと、そのような御神託を受けたのだ」
「それゆえ、鍵を渡すわけにはゆかぬわい」
教母の傍らに控えていた八幡人風の男たちが前に出てきて、それぞれに武器を構えます。
「ここから立ち去らぬのなら、我等が相手するぞ」
長く鋭いピンを持って額に布を巻いて刺青のある裸の胸をむき出しにした男（東洋人）と、片刃の直刀に、見慣れない鎧を身に着けたひげ面の男（ひげ面の男）の二人が教母をかばうようにヒーローたちの前に立ちふさがります。
戦闘は近接戦闘で始まりますが、教母は二人の男の背後に居て、どちらかが倒されるまでは接近攻撃の対象になりません。また、飛び道具攻撃も乱戦の扱いになる微妙な距離に居ます。
■教母エンダ（ハグ(超モンスター事典125p)）
技術7体力7
武器 ダガー
防具 なし
魔法点7 魔力ポイント16
魔術 矢そらし（１）恐慌（１）衝撃（２）眠り（２）巧打（２）電撃波（４）命令（４）
まじない 滑り 秘匿 魅了
神術 衰弱 信仰点は7
■東洋人 技術9体力9
武器 長く鋭いピン（ダメージ・ロールはダガーと同じ）
防具 なし
■ひげ面の男 技術8体力10
武器 ソード
防具 チェインメイルキィラス
※エンダはビビリ症で、何かしら驚くと気を失います。エンダが気を失うと、二人の男たちも動揺します。
幻影で何かしら恐ろし気なものを見せる、ネズミなどの小動物をけしかけるでも気を失います。
エンダが気を失った場合、男たちは戦闘に集中できなくなるため、攻撃合計に-2の修正が入ります。
倒すと、魔法の鍵を手に入れることができます。
神像も持っていくことができます（魔術的な力はありません）。
神像は、2Gp相当です。
建物の裏手に山上湖へ通じる道があります。
下をのぞき込むと、巨岩を背にいくつか掘っ立て小屋のような建物が並んでいる空間が見えます。
どうやら砦の中に入り込むことに成功したようです。
建物は全部で４棟あります。
砦の中は静まり返っており、男たちが村へ降りて行った後だということがわかります。
鉤爪付きのロープで一気に下までおります（判定不要）。
砦の中.pdf
建物Ａ
中をのぞくと、村から奪った食料が貯蔵されています。
燻製肉や袋に入った穀物類が狭い建物内にぎっしりと詰め込まれています。
任意に保存食一食分と同じ効果の食糧（干し肉等）を手に取ってもよい。
保存食 4Gp相当
建物Ｂ
中をのぞくと、ごちゃごちゃと雑多なものが所狭しと置かれているが、役に立ちそうなものはないようです。
ヒーローは運試しをしてください。
物陰から、マンギーが3体飛び出してきて、そのまま建物の外へ高速で出て行ってしまいます。
失敗した人は、自分の懐から、1d6の金貨が盗まれていることに気付きます。
建物Ｃ
他の建物よりも大きな建物で、間仕切りで空間が区切られた部屋があります。
最初の部屋は、比較的広い空間ですが、家具類はいっさいなく、左右の壁に幕がかけられていて奥に別の部屋があるようです。
▼向かって左の幕の奥
武器を置くスペースのようです。
ありふれた武器や防具が乱雑に置かれています。
持って行っていいもの
ランス 15Gp相当 普通のランス
チェイン・メイル・キィラス 35Gp相当
ラージ・シールド 10Gp相当
▼向かって右の幕の奥
かまどがあり、自在鉤に鍋がかかっています。炊事場のようです。鍋の中には何もありません。
持って行っていいもの
鍋2Gp相当 おこげがついていますが焦げがひどくて食べられません。
建物Ｄ
他の建物とは異なり、薄い木の板を少しずつずらして重ねていく葺き方の妻入りの屋根を持っていて、高床になっています。
出入り口にも両開きの扉がしつらえてあります。
扉の外でヒーローが感知判定に成功すると、中から静かに祈りのような呪文のような低い声が聞こえてきます。
※感知判定成功（聞き耳のまじないもOK）で聞こえてきた声
「わがなすことはすべて至高神の慈悲によりなされ、わがなすことのすべては至高神の命ずるものである。自由とは迷妄なり。自由たるは、シェッカ、至高のお方のみ」
「シェッカ」という言葉については、宗教の知識もしくは世界の知識で判定して成功した場合、魔女の女神であること、信仰篤いものには危険な力（神術）が女神から与えられることなどがわかります。
扉には鍵などはかかっていません。扉を開けると、祈りの声は止まります。
見ると、建物の奥に置かれた祭壇の前に立つ老婆と、その背後を守るように立つ、八幡人らしい見慣れない恰好をした男が2人います。
祭壇には、長い爪を持った老婆を象った30�僂�らいの像、そして水門の鍵と思われる大きな鍵が置かれています。
老婆は振り返ると、前歯のない口元をゆがませて笑みを作ります。
「どこからやってきたものやら、いったいなにようじゃな？」
「この教母のもとへわざわざ来たのじゃ、何かしら悩みがあるのじゃろう？」
鍵の返却を求めると、教母は断ります。
「鍵はある日突然わしの枕元に置かれておった。我が至高神の御業であろう。そう、この鍵を以て、神の望むことをなせと、そのような御神託を受けたのだ」
「それゆえ、鍵を渡すわけにはゆかぬわい」
教母の傍らに控えていた八幡人風の男たちが前に出てきて、それぞれに武器を構えます。
「ここから立ち去らぬのなら、我等が相手するぞ」
長く鋭いピンを持って額に布を巻いて刺青のある裸の胸をむき出しにした男（東洋人）と、片刃の直刀に、見慣れない鎧を身に着けたひげ面の男（ひげ面の男）の二人が教母をかばうようにヒーローたちの前に立ちふさがります。
戦闘は近接戦闘で始まりますが、教母は二人の男の背後に居て、どちらかが倒されるまでは接近攻撃の対象になりません。また、飛び道具攻撃も乱戦の扱いになる微妙な距離に居ます。
■教母エンダ（ハグ(超モンスター事典125p)）
技術7体力7
武器 ダガー
防具 なし
魔法点7 魔力ポイント16
魔術 矢そらし（１）恐慌（１）衝撃（２）眠り（２）巧打（２）電撃波（４）命令（４）
まじない 滑り 秘匿 魅了
神術 衰弱 信仰点は7
■東洋人 技術9体力9
武器 長く鋭いピン（ダメージ・ロールはダガーと同じ）
防具 なし
■ひげ面の男 技術8体力10
武器 ソード
防具 チェインメイルキィラス
※エンダはビビリ症で、何かしら驚くと気を失います。エンダが気を失うと、二人の男たちも動揺します。
幻影で何かしら恐ろし気なものを見せる、ネズミなどの小動物をけしかけるでも気を失います。
エンダが気を失った場合、男たちは戦闘に集中できなくなるため、攻撃合計に-2の修正が入ります。
倒すと、魔法の鍵を手に入れることができます。
神像も持っていくことができます（魔術的な力はありません）。
神像は、2Gp相当です。
建物の裏手に山上湖へ通じる道があります。
�Щ馨絽�
山上湖につくと、目の前に水門があります。
水門に鍵を近づけると、門の扉が上へあがっていき、水が流れ出ていきます。
水門の近くに古老が言ったようにボートが舫ってあるのが見えます。
ボートに乗り込み、つないでいたロープを外すやいなや、ボートはすごい勢いで下流へ向かう湖の水の流れに巻き込まれていき、一気に麓の村の川まで流れつきます。
水門に鍵を近づけると、門の扉が上へあがっていき、水が流れ出ていきます。
水門の近くに古老が言ったようにボートが舫ってあるのが見えます。
ボートに乗り込み、つないでいたロープを外すやいなや、ボートはすごい勢いで下流へ向かう湖の水の流れに巻き込まれていき、一気に麓の村の川まで流れつきます。
��麓の村
やがて山上湖からの水の流れは村の真ん中を流れる川に入ります。
村のはずれの橋の下でボートを降りると、集落の方で争っているが聞こえてきます。
近寄ってみると、スザーリが全身血まみれで男たちと格闘しているのが見えます。
他にも村中の男も女も、農具や薪を手に、男たちを攻撃しています。
ヒーローたちがその戦いに加わる、もしくは神像を持っていれば神像を掲げることで、次々に山の男たちは武器を捨てて降伏します。
最後まで残ったギイルも、教母の死（生け捕りにしていたらその身柄の安全）を告げられると、降参します。
ヒーローたちがあくまでもギイルの息の根を止めたいと願った場合は戦闘になります。
■ギイル 技9体11
武器 ソード
防具 チェインメイルキィラス
※山から降りてきた男たちを盛大にもてなしたスザーリ達は、しびれ薬入りの酒を飲ませ、体の動きが不自由になったころを見計らって襲いかかりました。ちょうどそのタイミングで水が流れてきて、ヒーローたちが登場したのでした。
村のはずれの橋の下でボートを降りると、集落の方で争っているが聞こえてきます。
近寄ってみると、スザーリが全身血まみれで男たちと格闘しているのが見えます。
他にも村中の男も女も、農具や薪を手に、男たちを攻撃しています。
ヒーローたちがその戦いに加わる、もしくは神像を持っていれば神像を掲げることで、次々に山の男たちは武器を捨てて降伏します。
最後まで残ったギイルも、教母の死（生け捕りにしていたらその身柄の安全）を告げられると、降参します。
ヒーローたちがあくまでもギイルの息の根を止めたいと願った場合は戦闘になります。
■ギイル 技9体11
武器 ソード
防具 チェインメイルキィラス
※山から降りてきた男たちを盛大にもてなしたスザーリ達は、しびれ薬入りの酒を飲ませ、体の動きが不自由になったころを見計らって襲いかかりました。ちょうどそのタイミングで水が流れてきて、ヒーローたちが登場したのでした。
結末
傷の手当てを受けて、布切れを顔中に巻いたスザーリがヒーローたちに礼を言います。
「本当にありがとう。どんなに感謝してもしきれないくらいに感謝しているが、これはその気持ちだと思って欲しい」
と、約束した報酬に追加で一人ずつ金貨20枚が配られます。
経験点は一人30点です。
「本当にありがとう。どんなに感謝してもしきれないくらいに感謝しているが、これはその気持ちだと思って欲しい」
と、約束した報酬に追加で一人ずつ金貨20枚が配られます。
経験点は一人30点です。
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