貴方は何らかの理由によって、決闘を行う事となります。
その理由は様々で、2d6を振る(作成したばかりのヒーローを使用する場合は、1d6+5で決定する)か、“御前試合”以外の好きな背景を選んで下さい。
背景によっては複数の相手と戦う状況となりますので、無理だと思われたら好きな背景を選ぶよう、方針転換して下さい。

2d6	背景
2	待ち伏せ	貴方は決闘を申し込みました。 ですが、相手は貴方を殺害しようと企んでおり、他流派の武芸者たちも呼び寄せています。 決闘相手は加勢者を大量に招いているため、決闘というより一方的な虐殺に近いかもしれません。 この決闘は貴方が死ぬか、逃亡するか、あるいは相手が全滅するまで終わる事はありません。 この圧倒的に不利な戦いに生き残ったら、名誉点が“貴方が殺した相手全員の技術点と最も高い戦闘系特殊技能のランクの合計値”ぶん上昇します。
3〜5	仇討ち	貴方は仇討ちの相手をついに見つけました。相手が死ぬか、自分が死ぬか? 奴とは倶に天を戴く事はないでしょう。 決闘というより殺し合いです。どちらかが死ぬまで、決闘は続きます。 また、決闘相手の腕前に応じて、加勢者が現れる可能性もあります(こちらは後述します)。 貴方の名誉点が-50以下であれば、貴方自身が決闘相手の仇討ちの対象となっております。 仇討ちに成功したら、名誉点が“貴方が殺した相手全員の技術点と最も高い戦闘系特殊技能のランクの合計値”ぶん上昇します。 貴方が仇討ちの対象である場合は、決闘相手の体力点を2点以下にして戦闘を終わらせる事で、上記と同じ名誉点を得る事ができます。
6〜8	決闘代行	貴方は決闘代行を請け負います。相手はどこの誰かは知らないが、戦うならば勝つまでだ。 どちらかの体力点が2点以下になったら、“勝負あり”として、決闘が終了します。 決闘代行で勝利したら“貴方の技術点+戦闘系特殊技能で最も高いランク”ぶん名誉点が上昇します。 万が一敗北した場合は、名誉点が“9-相手の社会的地位(武芸者は4、侍は7とします)” ぶん減少します。
9〜11	手合わせ	貴方は手合わせを申し込み、相手はそれを受け入れ、1対1の勝負という形で、お互いに了承しました。 どちらかの体力点が3点以下になったら“勝負あり”として、決闘が終了します。 戦いが終われば遺恨はなく、お互いの健闘を祝う宴にも招かれるでしょう。 そして、貴方の名誉点は“相手の技術点+戦闘系特殊技能で最も高いランク”ぶん上昇します。 万が一“勝負あり”となっても戦いを続行し、相手を殺した場合は、貴方の名誉点は“貴方の技術点+戦闘系特殊技能で最も高いランク”ぶん減少します。
12	御前試合	次の“将軍指南役”を決めるための御前試合が開催されます。 御前試合は勝ち抜き戦で行われ、都合3人の武芸者と戦う事になります。 どちらかの体力点が6点以下になったら、“勝負あり”として、決闘が終了します。 また、次の試合までに将軍つきの医師が貴方の体力を完全に回復してくれます。 いずれにせよ、名誉点は“貴方が倒した相手全員の技術点と最も高い戦闘系特殊技能のランクの合計値”ぶん上昇します。 更に、最後まで勝利した場合は、名誉点が更に50点上昇します。 将軍指南役となった場合は、以降は決闘の背景は“手合わせ”のみプレイ可能となります。

背景が決まりましたら、次は決闘相手の腕前を決める事となります。
決闘する相手は、必ずしも貴方と同等の実力の持ち主とは限りません。
腕前は2d6(作成したばかりのヒーローを使用する場合は、1d6)で決定するか、好きなものを選んで下さい。

2d6	決闘相手の腕前	技術点	体力点	戦闘系特殊技能のランク	加勢者の技術点	加勢者の体力点	加勢者の戦闘系特殊技能のランク
1,2	素人	-2	-4	1	-4	-7	1
3,4	未熟	-1	-2	2	-3	-6	1
5〜7	普通	±0	±0	3	-2	-5	2
8〜9	強者	+1	+2	4	-1	-4	2
10,11	達人	+2	+4	5	-1	-3	3
12	死狂	+3	+6	6	±0	-2	4

決闘相手の技術点の上限は12点、体力点の上限は24点となります。

続いて、決闘相手と加勢者が取得している特殊技能を2d6で決定します。

2d6	決闘相手・加勢者の戦闘系特殊技能	使用する武器(1d6)
2〜3	棍棒、回避	1…クラブ
		2、3…メイス
		4、5…ウォーハンマー
		6…モーニングスター
4〜5	剣、回避	1…ショートソード
		2〜4…ソード
		5、6…グレートソード
6〜8	ヒーローと同じ、回避	ヒーローと同じ
9〜10	斧、回避	1、2…ハンドアックス
		3〜6…バトルアックス
11〜12	竿状武器、回避	1…スピア
		2、3…ランス
		4、5…ジャベリン
		6…ポールアーム

決闘相手や加勢者の能力値は、ヒーローの能力値を元に算出されます。
例えばヒーローの技術点が7点、体力点が16点であり、決闘相手の腕前が“強者”である場合 、相手の技術点は8、体力点は18、戦闘系の特殊技能は4となります。
なお、決闘相手の技術点の上限は12、体力点の上限は24となります。
同様に加勢者がいる場合は、決闘相手の腕前と同じレベルの者が出てきます(上記の例で加勢者がいる場合は、加勢者の技術点は6、体力点は14、戦闘系の特殊技能は2となります)。

背景が“仇討ち”の場合は、加勢者が現れる可能性があります。
更に2d6を振り、出目が腕前レベル(腕前を決める際に振ったダイスの出目)の値以上の場合は、対戦相手側に加勢者が1d6人現れます。
加勢者は決闘相手と同時に、ヒーローに攻撃を仕掛けてきます。

背景が“待ち伏せ”の場合は、決闘相手の腕前レベルに関わらず、必ず現れます。
“決闘相手の技術点-1”d6を振り、1回につき出目の人数ぶん戦います(例:決闘相手の技術点が8点の場合は、加勢者たちと7回戦う事となります。7d6を振り、出目がそれぞれ1,2,3,4,4,5,6であった場合は、それぞれの戦闘で1人、2人、3人……と戦い続けます)。
出目の数字が加勢者の数となり、全員倒すまでは次の戦闘に進む事はできません。
加勢者との戦闘に勝利したら、次の加勢者との戦いが始まるまでに食料を食べたり、ポーションを1回使っても構いません。
全ての加勢者を倒したら、最後に決闘相手が現れ、一対一で戦います。

八幡国において、武芸者としてどれだけ名が知られているかを表すのが、この能力値となります。
基本的な数値は0となりますが、決闘を繰り返す事で、この数値が増減していきます。
名誉点が高ければ、素晴らしい戦いを繰り広げた事で名声が高まっているため、決闘相手は貴方に気圧されてしまうかもしれません。
逆に名誉点が低いと、悪名の高さ故に命を狙われる事が多くなります(ゲームブック『サムライの剣』では名誉点が0になると切腹しねくてはなりませんが、こちらのシナリオではある程度マイナスになると敵が増えるという扱いにしています)。

名誉点	効果
〜-100	決闘の背景を決めるダイスの出目に-6されます。
-99〜-50	決闘の背景を決めるダイスの出目に-3されます。
-49〜+49	特に何もありません。
+50〜+99	加算される名誉点に+2されます。
+100〜	決闘相手や加勢人は、数の優位による修正を一切受けなくなります。

名誉点が100点以上で、【電光石火】のタレントを取得している場合は、貴方よりも攻撃力が低い全ての加勢者にダメージ与える事ができます。

決闘相手の技術点+戦闘系特殊技能のランクの合計(1の位は四捨五入)ぶん、経験点を入手できます。
加勢人がいる場合は、加勢人全員の技術点や技能ランクも加算した上で、1の位を四捨五入したぶん、経験点を入手できます。
また、決闘相手の体力点ぶん、金貨を入手できます。
加勢人がいる場合は、加勢人全員の体力点の合計ぶん、さらに金貨を入手できます。

対戦相手の腕前レベルによっては、『モンスター事典』『超・モンスター事典』のいずれかの財宝表を振っても構いません。
魔法の武器を入手した場合は、ヒーローが使用できる武器に変更しても構いません。

決闘相手の腕前、背景	財宝表を振る回数	追加の報酬
強者	1回	金貨100枚
達人	2回	金貨200枚
死狂	3回	銀貨4961枚
背景が“御前試合”	4回	金貨1000枚